先日、
空手の秘伝書を求めてはるばるシンガポールから来た御一向様が、青森の山奥で遭難しそうになったというニュースがあった。シンガポールにある空手道場の道場主が臨終の間際に家族や弟子を集めて日本の青森のナントカという村の空手マスターに会って秘伝書を譲り受けてくるように遺言を残したそうな。
漫画か!!遺族と近所の人?と13人で日本にやってきたのだが、ろくに調べもしないできたらしい。
来る前にググッてからくればいいのにと思う。その後どうなったことやら、秘伝の書は見つかったのか???
まったく関係ないが、このニュースを見て思い出したのが、「
クロスロード」という映画。「ベストキッド」という少しヒットした映画に出ていた
ラルフ・マッチオが主演のあまりヒットしなかった映画。音楽は
ライ・クーダーでなぜか私はサントラCD持ってます。ずいぶん前の映画でDVDも発売されていないし、レンタル屋にもないしうろ覚えだが、まちがってたらすみません。ストーリーはこうだ。主人公の少年(白人)は有名な音楽学校(ジュリアード?)でクラシックギターを学んでいる。クラシック勉強してるくせにブルースマニアでトルコ行進曲かなんかの練習で最後のきめフレーズがブルースになったりして先生に怒られていたりする。ある日彼はブルースギターの神様と呼ばれる
ロバート・ジョンソン(交差点で悪魔と契約を交わし天才的なギターテクニックをを身に着けたとされ、若くして亡くなった伝説の人)の未発表曲を求めてロバート・ジョンソンを唯一知ってるとされる伝説のブルースマン(ブルースハーピストの老人)を尋ねていく。年季の入ったGIBSONのL-1(R.Jの使ってたギター)かなんかを持って。その後旅に出るわけだがハーピストのおじさんにそんなギターじゃだめだ(じゃ俺にくれ!)と言われて楽器屋へ連れて行かれテレキャスターと電池で動くミニアンプを買う。そんなこんなで旅をして最後は悪魔のギタリストと対決するのだが、これが
スティーブ・ヴァイ!!!ブルース??
超早弾きに最初は苦戦するマッチオ少年。すると突然クラシックの超絶技巧曲を弾きだす。(実際に有名なギタリストが弾いてるそうです。ちなみにブルース部分はライ・クーダー)驚くスティーブ・ヴァイ!同じフレーズを弾こうとするがうまく弾けない。あせるスティーブ・ヴァイ!見事悪魔に勝ってしまうマッチオ少年!それでどうなったのか?何か手に入れたのか?なぜ悪魔とギターバトルしなきゃならなかったのか肝心なことが思い出せません。もう一回見たい映画のひとつです。
自分なりにまとめてみると、技を習得するには近道はない。悪魔に魂を売ったってだめなのです。秘伝書を手に入れたってだめなのです。常日頃自分が今現在やってることをこつこつと一生懸命やらなきゃってこと。たぶん。