ここ数ヶ月の間にジーンズを続けて4本買いました。
すべて古着でDENIME(ドゥニーム)というブランドのものです。
(1)DENIME 66 BLACK TYPE
(2)DENIME XX TYPE
(3)DENIME GEAR
(4)DENIME C type
(1)は細身のブラックジーンズでブラックにしてはめずらしいセルビッチ(綾耳)のついた
モデルで、紙パッチ、すそはチェーンステッチ、ドゥニームらしいざらざらした生地。
66TYPEなので太ももの部分がきつくて最初は履き心地が悪かったです。がフィットしてくるといい感じに。これはヤフオクで購入。
(2)はDENIMEの中でも高いモデルで、*万円もするのですがリサイクルショップで安く買いました。まだ買ってから2回くらい洗濯しましたというくらいの状態でこれからの色落ちが楽しみです。
(3)はもう廃番になったモデルで比較的廉価なモデルですが、まだ値札がついたままのデッドストックをヤフオクで購入。赤ミミ直後の83年レギュラーのレプリカ。金糸脇割仕様。
(4)廃盤になったモデル。バックストラップ・股リベット付、かなり太め。生地は66モデルと同じ。古着屋さんで購入。
DENIMEのジーンズの魅力はなんでしょう?シルエットはごく普通でヒップポケットにはステッチも無く、余計な飾りもありません。
履いてしまえば外見からは一見高いブランド品には見えません。ですが細部はすごくこだわりがあります。
最大の特徴は生地です。ざらざらとした手触り、濃い染め、綾織のミミ。履きこむほどに縦落ちしていい感じになってきます。
サイドのアタリもきれいに出ます。これはあたりが出やすいために洗濯してもミミがあばれないようにあえて強度を捨てシングルステッチで縫ってあるそうです。すそ上げも必ずチェーンステッチで上げるため、すそのあたりがきれいに出ます。皮パッチもちじんで黒ずんできます。生地がちじむとか縫製が弱いとか欠点もありますが、それすら履きこんでからいい味が出るように計算されているのです。
私の商売でも近頃では、ぱっと見た目はよく安いのですが中身がない商品が出回っています。お客様も安けりゃいいみたいな方が増えてきています。ですが値段がいいものはそれなりにいいのです。
商売違いですが私もDENIMEのような商品を売りたい。お客様にもよいものと悪いものの違いがわかって欲しいと思う今日この頃。